私のおすすめ漫画家さん石黒正数先生の『ネムルバカ』の紹介です。
まず『ネムルバカ』とはなんぞや。
答えは「眠る馬鹿」。
主人公は表紙のこの二人で、
向かって右が〈先輩〉鯨井ルカ(くじらいルカ)、
向かって左が〈後輩〉入巣柚実(いりすゆみ)。
ふたりとも大学生でルームメイトで先輩と後輩の間柄。
ミュージシャン志望の先輩はある時、後輩の寝言(鼻歌)を言っているの聞き、
「すげえいい曲だヨ!!」ってことで録音して曲にして、詞をつけて
バンドの中の代表曲、という扱いになったのですが、、、
ほんとのところは「眠る馬鹿」とは後輩のこと。
あらすじは、裏表紙にしっかり書いてありまして
そのまま抜粋しますと、
「大学の女子寮で同室の〈先輩〉鯨井ルカ&〈後輩〉入巣柚実。
バンド活動に打ち込む先輩は、いつも金欠ピーピー状態。
これといって打ち込むもののない後輩はバイトの日々・・・。
ぬるま湯に頭まで浸かったような、でも当人はそれなりに
切実だったりもする〈大学生〉という不思議な時間―――。」
というお話です。
この漫画、名言が多いんです(と私が勝手に思っているだけかもですが)。
例えば、
『妄想ってのは妄想の中でウソを演じている限り
絶対に実現することはありえない』
とかですね、あと結構有名な(と私が勝手に思っているだけかもですが)
『駄サイクル』:ぐるぐる廻り続けるだけで一歩も前進しない駄目なサイクル
とかですね。先輩の造語です。
あと、こんなのもあります。
『やりたいことのある人と やりたいことがない人の間に
何かしたいけど何が出来るのか分からない人ってカテゴリーがあって
8割方そこに属している』
ホントにそうだなぁ~、と思いませんか?私は思ってます。
裏表紙には
「ぐるぐる廻る青春のアレやコレやを描いた大学生日常ストーリー♪」
とも書いてありまして、間違ってはいないんですが、
この漫画はもっと色々考えさせられたり、懐かしくなったりとする漫画です。
また、同じ世界(というか家族)が描かれた『響子と父さん』
という漫画もありますので、これはまた別の記事で紹介したいと思います。
とにかく石黒正数先生の漫画はおすすめです!