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人生になんとか足掻こうかと思いはじめたおじさんのblog

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シン・エヴァンゲリオン観たよ【ネタバレあり】

昨晩、「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」を観ました。

まず、一言…

 

        終わったわ~

 

ですかね。本当に終わったなぁ、と思います。

この作品を見続けてきた人は観ておいた方が良い映画だと思います。

まぁ最後に観たのが「Q」だったら嫌でしょう?(主題歌は最高に名曲ですが)

 

以下は、「ネタバレ含む」になりますので、映画を観に行く予定の方はここまででお願いします。

 

さて、では所感【ネタバレあり】です。

映画を作ることは自分をさらけ出すこと、らしいです。

確かに、家の本棚を見られるだけで頭の中を覗かれているような気分になるわけですから自分の思いを込めて作った映画ならば作った人の頭の中はダダ漏れでしょう。

ましてや、新劇場版のエヴァンゲリオン庵野さんが企画・原作・脚本です。

すべて庵野さんの思い通りで作っているはずですので、エヴァンゲリオン庵野さんの分身のようなもののはずです。

であっても、です。四半世紀の間この作品を追いかけ続けてきたファンは、やっぱりどれかのキャラクターに感情移入していたはずで、観ていて『あ~私も私も』と同じような気持ちになっていたはずです。

なので、庵野さんの心の中を見ていただけではなく、自分の内面も同じく見ていたことになると思うのです。

さて、シン・エヴァンゲリオンのラスト、シンジはレイでもアスカでもなくマリとくっつきます。世間ではこのマリは安野モヨコさんの事だ、とか言われていますが(そしてその考察は正しいでしょう)私はそんなことを思わなくてもこの結末をすんなり受け入れることができました。

なぜか。

なぜなら、シン・エヴァンゲリオンエヴァンゲリオンから卒業するための作品だと鑑賞中に理解しつつあったので、シンジはレイでもアスカでもない他の誰かとくっつかないことにはエヴァンゲリオンからは卒業できなかった=レイ派、アスカ派と分かれていたファンに「現実を見なさい」とメッセージを送るにはレイでもアスカでもないマリとくっつけるのが最適だ、と思ったからです。

これで、レイ派、アスカ派も争うことはありません。

あと、シン・エヴァンゲリオンをすんなり受け入れることができたのは、私自身の私生活に変化があったためだと思います。Qが上映されてからシン・エヴァンゲリオンが上映されるまでの8年間に私は結婚して子どもが生まれ転職して住む場所も変わりました。かなり現実が変わったわけです。今でもアニメが大好きではありますが、現実に則した生活をしております(なんせ7才の息子がいますので)。それなりの仕事をしなくては家族は養えませんし、ゲームやアニメばかりにお金をかけることもできない現状。そんな生活をしているとかつてゲームやアニメにかけていた熱意もだいぶ冷めました。

なので「エヴァンゲリオンから卒業しなさい」というメッセージも「はい、わかりました」とすんなり受け入れることができたんではないか、と思うわけです。むしろ「卒業させてくれてありがとう!」という気分でもあります。

 

以上が主な所感でありますが、なんせ2時間半もある映画なので、他にもいっぱい見どころやらなんやらあります。観ていて正直『長げぇなぁ!』と思いました。思いましたが、観る価値あります。(そうやQは『え!?もう終わり??』と思ったなぁ)

 

というわけで、もう一回ぐらい劇場で観てもいいかな?と思えるぐらい良い映画です。たぶん、ディスクが発売されたら買うでしょうし(サントラCDと主題歌はレコードの方を注文しました)、おそらくUltra HD Blu-rayで出ると思うので、それに合わせて4Kのテレビとそれが再生できるPS5も買おうと思っているので、それぐらいお金をかけても良いと思える作品です。

観るのをおすすめします!