鬱っぽくなったことありますか?私はあります。それで10日間ほど会社を休んだことがあります。よく10日間で復帰したなぁ、と思います。
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鬱になる前の生活
今思うと無茶な生活をしていました。40歳になる直前で転職をして初めて暮らす街に来ました。仕事も生活も新しい土地で、妻も小さな子供もいる。頑張るしかない環境。転職した先で仕事をうまくこなすことができず、深夜まで働き、始発で出勤、土日もどちらかは出勤して仕事をするという生活を3ヶ月ぐらい続けていました。
心を壊す前に身体が壊れそうな生活をしてしまっていたわけです。しかし、心と身体は一緒です。身体を負担をかけると心にも負担をかけてることになります。
人間関係
新しい職場で天敵のような人と出会います。もう扱いが酷い。その人の言動が怖くて仕方ない。自分が人間扱いされないようになるとやはり、心がどんどん蝕まれるのです。ネガティブな思考にとらわれるようにもなり悪循環です。
今思えば、決定的に私に害を与えていた人は1人ですが、周りの人も特に手助けしてくれるわけでもなかったです。当時はそんなことを気にせず『自分が頑張ればいいんだ』と思い、始発で会社に行き、終電で帰るような生活を「頑張るっている自分」としていました。そして、そんなことをしている自分のことを『全然平気』とさえ思っていました。
決壊
そんな生活を続けていましたが、あるとき心が決壊します。最後の引き金となったのはやはり天敵のような人の言葉です。それはこんな言葉でした。
「あなたのお父さんはあなたをしっかり教育したんですかね?今からでも教わりに帰ったほうがいいいんじゃないですか?」
はぁ?って感じですね。なんなんだ貴様は。どんな神経してんだ?と。
しかし、自分のことはそれまで散々なことを言われてもなんとか耐えてこられましたが自分の親を侮辱されたらもうダメになりました。そのあとすぐに上司に電話しました。
もうやってられない、
親を侮辱されて許せない、
こんなところでは働けない、
もう無理だ、
今日はもう帰らせてもらう、
と泣きながら電話してました。40歳の男が泣きながら電話するとい状態は普通ではありません。この時は鬱になっていたのでしょう。このあと上司と喫茶店に行き改めて今の状態を話しましたが、その時も涙がでて止まりませんでした。4年前のことです。
休養
それから約10日間ほど会社を休みます。心療内科にも行きました。薬を処方されます。レクサプロ錠という薬です。夕食後に飲むと眠れなくなり、効いているのかいないのかよくわかりません。一週間ほど飲み、眠れなくなったと言ったら朝に飲んで、となりました。結構いい加減なものです。妻も最初は心配してくれたのですが、7日目ぐらいからは「いつになったら復帰するんで!?」とイライラするようになりました。私の休養が10日間だけだったのは妻が恐かったから『こりゃなにがなんでも早く復帰するしかない』と思ったのが大きいです。休み人だったら半年とか一年とか休むところなんですけどね、、、。
お薬手帳を見直すとレクサプロ錠はなんやかんや10ヶ月ほど飲み続けていました。仕事をしながらも飲み続けていました。
その後
その後はなんやかんややっております。仕事もできています。薬も飲んでいません。1個だけ気休めかも知れませんがサプリメントを飲んでいます。でも、今なんやかんやできているのコレのおかげなのかなぁ、と思い飲み続けてるのがコレです。
まぁまぁ高いのですが、少ない小遣いから買って続けています。
まとめ
鬱は心の風邪、といわれるように誰でもなります。ただ経験的にわかったことは心が病むからなるわけでもなく、身体も病んでないと鬱にはなりません。身体に悪い無茶な生活をしていると心まで病んで、そして心の風邪にかかってしまいます。私の場合は、本当に風邪みたいな軽い感じで短期間で治りましたが(完治しているかはわかりません)風邪が肺炎になって入院が必要になるように、鬱も重くなると治るのに何年もかかる場合もあります。
精神的な病なので、そんな自分を認めたくないとか、周りの目が気になるとか、そんなことで理由で無茶を重ねてしまう人もいるでしょう。でもしんどい時は休むのが一番です。生きていく上で大切なことはいくつかありますが一番は健康です。健康であればなんとかできます。ただこの健康は身体だけでなく心も健康でなくてはいけません。
アフターコロナの世界では比較的休みやすくなると思いますので、まずは無理な生活はしない!ということが大切だと思います。ご自愛ください。