つれづれ

人生になんとか足掻こうかと思いはじめたおじさんのblog

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効率よく働くこと、と収入の話

私は現在、役職手当があるわけではなく残業すると残業手当がつくポジションで働いている。なので端的に言えば残業をしたほうが収入は上がる。ただし、その分帰宅する時間は遅くなり、家にいる時間はドンドン少なくなる。ライフワークバランスが歪な形になる。

 

一方、現在の状況(要は新型コロナによる不況)においては残業はそれほどなくなり、家には早く帰れるようになっている。ただし、その分収入は下がる。ちなみに残業をたくさんしなければ回らないほど忙しい時の収入と比べると3分の2である。

 

会社側からの視点で考えると、従業員には残業をしてほしくはない。余計な人件費がかかるからだ。従業員からの視点で考えても余計な残業はしたくない。ただし、どうしてもさざる得ない残業をした場合には残業代はきちんとほしい、と思うだろう。

 

実は昨日、半期に一度の上司との面談があったのだ。そのなかで「残業代を払わないとは言ってないが、残業はするな」「30分や一時間の残業をつけるとしたら、それは通常業務時間に収められなかった怠慢じゃないのか」という話が上司からあった。わからないこともない。効率よく仕事できなかったツケをなんで残業代として会社が払わないといけないんだ、というわけである。会社側からみたらそうだろう。

 

ただ、そういう話であれば、従業員からみたらこの日のこの残業はスケジュール的にどうしても残業せざるを得なかった、と主張したとしても会社側からしたら「スケジュールの見通しが悪いだけじゃないのか?なんでそんな個々の怠慢を残業代として会社が払わないといけないのか」という話にはならないだろうか?急な仕事は入ってきてどうしても徹夜でもしないと無理な案件でそれで時間外労働をした、と主張しても「クライアントにニーズを常に掴んでいない、担当者の性格を掴んでいない貴方の怠慢を残業代として会社が払わないといけないのか」という話にはならないだろうか?つまり何を言いたいかと言うと「個々の怠慢は残業として認めない」としてしまえば残業代なんて支払われることはない、ということになるのでは?と思う。

 

そうなると、モチベーションは下がるのだが、そこはちょっと隣に置いておいて従業員としては「できる仕事をできるだけ効率よくこなして定時に帰る」こと働く姿勢とする(その姿勢こそ会社側が従業員に求めるものでもある)。そしてそれが徹底されれば、会社側は余計な人件費を払うことはしなくて済むようになるし、従業員はライフワークバランスも取れてWin-Winである。めでたし、めでたし、、、。

 

だがちょっと待ってほしい。先に述べたように残業が一切なくなると収入は少なくなる。大卒3年目ぐらいの手取りにしかならないのだ。そして、私は40代半ばで結婚もしているし子供も1人だがいる。独身ならなんとかなるかも知れないが家族がいる場合、大卒3年目程度の手取りだとやっていけないわけである。『いやいや、それはお前が選んだ仕事が悪いんだろう?知らんがな』と思われるだろう。その通りである。そこに反論はできない。なので、この状況を脱出するには大きく分けて2つの方法しかなく、1つ目は収入をあげる。2つ目は身の丈にあった生活をする(もちろん2つの方法を同時に行っても良い)。

 

現在の生活を維持したければ、出世、昇進する、給料のよい会社に転職する、副業をするなど何らかの方法で元の収入になるように行動するか、現在の生活が残業代を稼げていた時に合った生活であるならば、残業代が一切でなくなった場合に合わせた生活に切り替えれるか、ということだ。家族もあるので、生活レベルを下げるためにいきなり家賃の安い家に引っ越すとかそういうわけにもいかない。昇進を目指すにしても来月から手取りが増えるわけでもない。であれば、手っ取り早いのが副業となるのだが、会社は副業を認めていない。ならばやはり転職か、となるがこのご時世そんなに良い転職先があるとも思えないし残念ながら私にそこまでに商品価値があると思っていない(なんか書いてて虚しくなってきた)。

 

つまり何が言いたいかというと、効率よく働けば働くほど状況が悪くなる気がしてならないのだ。今の会社にいる限り効率よく働くほど収入は減るのだ。やはり務める会社や働く方法を変えるしかないのか。こうして文章にして考えをまとめると一つの答えに辿り着くことができたが、この結論に対して私が今思うことは『あ~面倒クセェなぁ』である。みんなこの状況をどうしようと思っているのだろうか?みんなの考えを聞いてみたいなぁ、と思う。